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転落事故防止のためのホームドア等整備促進を求める意見書(3月6日)

ページ番号:158357101

更新日:2017年3月27日


 本年1月に雑色駅で発生した人身事故をはじめ、平成26年以降、馬込駅2件、穴守稲荷駅1件の計4件の人身事故が大田区内で発生しており、鉄道駅におけるホーム上の安全対策の遅れによる痛ましい事故が繰り返されている現状です。
 現在、大田区内には43の鉄道駅があり、その内ホームドア等が設置されている駅は25駅、一部設置が2駅、未設置が16駅となっています。
 国は、ホームドア整備に関して利用者数が10万人以上の駅を優先して設置する方針を示しており、区内ではJR大森駅、蒲田駅、東急蒲田駅がこれに該当します。この内、東急蒲田駅には既にセンサー付きホーム柵が設置されており、JR大森駅と蒲田駅についても、平成31年度末までに整備する計画が東日本旅客鉄道株式会社から発表されました。また、京浜急行電鉄株式会社が運営する京急線においても、平成32年度までに京急蒲田駅及び羽田空港国内線ターミナル駅に設置する計画が発表されています。
 優先して設置すべき駅については、各鉄道事業者において計画的な整備が進められているところですが、障害者や高齢者からは、他の駅にもホームドアを設置するよう求める声が寄せられており、国土交通省も「ホームドアは視覚障害者の転落を防止するための設備として非常に効果が高い」とその有効性を認めております。
 以上のことから、区内の未設置駅にホームドアを設置し、安全・安心に駅ホームを利用できるよう、下記の事項について取り組むことを強く求めます。

                                  記

1 転落の危険性が高い駅については、現在計画中の駅に合わせて速やかに整備すること。
2 視覚障害者への積極的な声かけを行う等、事故を未然に防ぐソフト面対策を強化すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

                                                            平成29年3月6日
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣   
国土交通大臣
東京都知事  宛
                                                             大田区議会議長 

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