令和3年第1回大田区議会臨時会 区長開会あいさつ

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更新日:2021年5月26日

令和3年5月26日
 
 本日、令和3年第1回大田区議会臨時会を招集申し上げたところ、議員の皆様のご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 まず、新型コロナウイルスについてですが、区民の皆様におかれましては、マスクの着用、手や指の消毒など感染症対策の徹底や不要不急の外出自粛にご協力いただいておりますことに改めて御礼申し上げます。
 昨年から続く、新型コロナウイルスの感染拡大により、5月13日には、世界の感染者が1億6千万人を超え、我が国では、5月25日に感染者が72万人を超えました。東京都においては感染者の増加などから都内一部地域において、4月12日から「まん延防止等重点措置区域」となり、その後、医療提供体制のひっ迫や変異ウイルスの影響などから、政府は、東京都など4都府県に対し、4月25日から5月11日を期間とする「緊急事態宣言」を発出しました。新規感染者数が高い水準にあることや病床のひっ迫が続いていることなどから政府は、対象地域を現在までに10都道府県に拡大し、また、緊急事態宣言の期間を、沖縄県を除き、5月31日まで延長としました。 区においても、5月25日現在、これまでの感染者は7,930人となっております。
 感染拡大により各国でワクチン開発が行われ、我が国においては、2月から医療従事者の方へのワクチン接種が始まりました。区は4月19日から、高齢者施設入所者、従事者の方への接種を開始し、5月21日現在、約1,500名が1回目の接種を終了し、そのうち約700名の方が2回目の接種まで完了しております。一方、5月17日に65歳以上の高齢者の方に接種券を郵送し、昨日より、集団接種会場の一部である、区民ホールアプリコ、池上会館ほか一部の医療機関で接種を開始いたしました。初日の25日は、アプリコと池上会館で836人の方がワクチンを接種いたしました。今後は、区内の病院、診療所の皆様にもご協力いただき、接種体制を拡大してまいります。
 区では、円滑なワクチン接種につなげるため、パソコンやスマートフォンをお持ちでない方や予約受付システムへの入力に不安がある方に対し、6月7日から6月24日までの期間、区内18か所の特別出張所で予約のサポートを行います。また、民生委員児童委員や関係機関のご協力もいただきながら、65歳以上の高齢者が安心して新型コロナワクチン接種を受けられるようにいたします。65歳未満の皆様につきましては、ワクチン供給量などの見通しがつき次第、随時、区報などにより広く周知させていただきますので、今しばらくの間、お待ちいただくようお願い申しあげます。
 ワクチン接種を希望する方に、可能な限り早期に提供できるよう区の総力を挙げて取り組んでまいります。

 そのほか、区政の諸点につきましてご報告申し上げます。
 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開幕まで、2か月を切りました。区は、地元にゆかりのある選手を紹介し、大会での活躍を応援する動画を4月から配信し、あわせて区役所本庁舎などで様々な装飾を行い、大会の気運醸成に取り組んでおります。開幕直前となる7月上旬には、ブラジル選手団の事前キャンプ受け入れを予定しております。この度、ブラジルオリンピック委員会は、大会に出場する選手やその関係者にワクチン接種を行うことを発表しており、区としましても、受入マニュアルに基づく徹底した感染防止対策を実施し、区民と選手の安全を確保し、安心して大会を迎えられるよう準備を進めております。
 次に、新空港線整備についてですが、令和2年3月に私が小池都知事と会談し、知事から「新空港線及び沿線まちづくり等の促進に関する協議の場」の設置の提案があり、コロナ禍の中ではありますが、これまでに3回開催してまいりました。令和3年3月31日に開催した3回目の協議の場において、乗換利便性の向上について複数案を比較検討し、関係者調整を進めるための基本となる案を整理することが出来ました。今後は、まちづくりの要素を踏まえて、本案について検討を深めた上で、事業化に向けた関係者調整を一層加速させてまいります。今年度の早い時期に都区費用負担割合について合意形成を図り、整備主体が設立出来るよう、引き続き推し進めてまいります。
 今年度は、令和4年度から8年度を計画期間とする、次期「おおた 子どもの生活応援プラン(大田区子どもの貧困対策に関する計画)」の策定年となっております。策定の基礎資料とするため、昨年度、区立小学校5年生及びその保護者、ひとり親家庭、地域活動団体の皆様を対象として、「子どもの生活実態に関するアンケート調査」を実施いたしました。プランの策定にあたっては、本調査から、子どもや家庭の生活実態、支援ニーズ、また、今般の新型コロナウイルスの感染拡大が子どもや家庭に与える影響について考察するとともに、地域における子どもや子育て世帯の支援者の皆様、区民の皆様からのご意見を集約し、反映させてまいります。コロナ禍にあって、子育て世帯が孤独化・孤立化しないよう、社会的包摂の理念をさらに推進し、子どもの最善の利益が優先されるよう、地域とも連携し、庁内一丸となって、子どもの生活応援にしっかりと取り組んでまいります。
 次に、呑川の水質浄化対策についてですが、東京都や目黒区、世田谷区と連携して研究会を立ち上げ、様々な対策に取り組んでまいりました。その対策の一つとして、平成29年度より各種工事を進めてきた、高濃度酸素水浄化施設が完成し、4月から運転を開始しました。この浄化施設は、川の底に、多くの酸素を溶け込ませた水を流し込むことにより、水質改善を図るものです。今後は、浄化施設による改善効果を検証しながら、呑川の更なる水質浄化に努めてまいります。

 さて本臨時会には、令和3年度一般会計補正予算案第1次を提出いたしました。本補正予算案につきましては、大田区議会議長名で緊急要望も頂いた上で、新型コロナウイルス感染症への対応のための予算、区内産業への経済対策のための予算、当初予算編成後に生じた状況の変化に速やかに対応するための予算を計上いたしました。
 一般会計における補正予算案の規模は17億9,234万7千円となり、補正後の予算額は2,955億6,995万円余となっております。第1次補正予算案に計上した事業から主なものをあげますと、まず、大田区商店街プレミアム付地域商品券及び(仮称)大田区プレミアム付デジタル商品券事業がございます。
 昨年度行ったプレミアム付地域商品券事業では、59の商店街が発行主体となり、複数商店街での共催も8事業ございました。約1億5千万円の公的負担で、4億円を超える消費が地域経済において喚起されるなど、経済対策として効果があったと捉えております。このたびの補正予算案では、こうした商店街主体のプレミアム付地域商品券事業とともに、コロナ禍により加速したデジタル化・キャッシュレス化に対応するため、プレミアム付デジタル商品券の発行も、あわせて行ってまいりたいと考えております。 デジタル商品券事業については、『東京都生活応援事業~コロナに負けない~』として東京都の今年度の第一次補正で予算化された事業を活用し、新たな生活様式の中での消費行動として、デジタル化・キャッシュレス化をより一層進めて行くことを目的としております。現在、緊急事態宣言下であることから、事業の実施時期については慎重に判断していく必要がございますが、ワクチン接種の効果などにより、小康期や収束期などのタイミングを見極め、速やかに実施ができるよう、本臨時会での予算計上をさせていただきました。実施方法などについても鋭意検討中でございますが、区民生活を支え、重要な地域コミュニティである商店街で、多くの皆様にご利用いただけるようにしてまいります。
 このほか、第1次補正予算案に計上したものとしましては、新型コロナウイルスに罹患し、自宅療養している方の生命を守るため、健康状態の変化が懸念される方に看護師を派遣し、バイタルチェック等を行う自宅療養者支援や、会計年度任用職員を雇用し保健所の体制を強化いたします。また、障害者施設や高齢者施設等へのPCR検査経費補助事業などがございます。本臨時会に提出いたしました案件は、令和3年度一般会計補正予算案第1次、その他議案1件、報告議案5件でございます。報告議案のうち1件は条例改正について専決処分をし、そのご承認をお願いするものでございます。
 いずれも後ほど上程の際、順次ご説明を申し上げますので、よろしくご審議、ご決定を賜りますようお願い申し上げ、招集のご挨拶とさせていただきます。
 どうもありがとうございました。

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