【プレスリリース】龍子記念館 名作展「画家と生活 川端龍子の晩年の作品から」・画家自身が創り出した空間に大画面作品を展示

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更新日:2023年7月28日

日時

令和5年10月9日(月曜日・祝日)まで
午前9時から午後4時30分(入館は午後4時まで)
 

場所

大田区立龍子記念館(大田区中央4-2-1)
 

内容

 今年開館60年を迎えた龍子記念館の向かいには、日本画家・川端龍子(かわばた りゅうし、1885-1966)が晩年を過ごした画室と旧宅が残されています。大作を描くための60畳の広大な画室と、竹を特徴的に使用した旧宅。いずれも建築好きな龍子自身の設計です。本展では、画家と生活をテーマに、旧宅や画室に表されている生活への美意識とともに、次のような龍子の晩年の作品群を紹介します。
 晩年の龍子は一日一句以上の句作を日課とし、俳句に熱を入れており、交流のあった俳人・高濱虚子を《花鳥諷詠》(1954年)に描きました。また、戦後において、旅が龍子の制作の原動力となったという点に着目すると、インドを旅してその印象を大画面に表現した《孫悟空》(1962年)、十和田湖の奥入瀬渓流に取材した《阿修羅の流れ(奥入瀬)》(1964年)、亡くなる前年に富士山を《伊豆の覇王樹》(1965年)に表しているのも、画家の晩年を語る上では欠かすことができません。そして、《十一面観音》を中心に7つの画面によって構成された連作「吾が持仏堂」(1958年)では、龍子の旧宅に設けられた仏像を納めるための「持仏堂(じぶつどう)」と呼ばれる一室が描かれ、そこでの礼拝を一日の制作の始まりとしていた晩年の制作と生活が作品化されています。
【休館日】
毎週月曜(祝日の場合は開館し、翌日に休館)
【入館料】
一般:200円 中学生以下:100円
65歳以上(要証明)、未就学児及び障がい者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
【関連イベント】ギャラリートーク(事前申込制)
日 時:7月30日(日曜日)、8月27日(日曜日)、9月24日(日曜日)
各日午前11時30分から、午後1時から
内 容:展示作品をピックアップして学芸員が解説します。(参加費:入館料のみ)
お申込については龍子記念館へお問合わせください。

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プレスリリース内容に関するお問い合わせ


大田区立龍子記念館 電話:03-3772-0680

お問い合わせ

 広聴広報課 
 電話:03-5744-1132 
 FAX :03-5744-1503
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