【プレスリリース】【勝海舟記念館】企画展「静慮と奔走の三年間」を開催します・海舟の苦闘の日々を支えた支援者たちの手紙

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更新日:2024年3月15日

日時

3月15日(金曜日)から7月7日(日曜日)
 

場所

大田区立勝海舟記念館(大田区南千束2-3-1)
 

内容

勝海舟は、神戸海軍操練所の運営にまい進している最中、元治元(1864)年11月に軍艦奉行を罷免されました。役職を持たない旗本としての日々が約1年7ヶ月間続いた後、海舟は幕府に求められて復職を果たし、再起の時が訪れました。本展では、未曾有の内憂外患の中、海舟が罷免・再起を経て国難に立ち向かった約3年間に焦点を当てます。初公開を含む14点の資料を通して、後の「江戸無血開城」での活躍の布石となる海舟の思いや行動を紐解きます。
【展示のみどころ】
■海舟と離別後の龍馬の動静!
海舟は軍艦奉行を罷免された後、広い人脈を活かして情報を収集し続けました。薩摩藩士・吉井幸輔友実(よしいこうすけともざね)からの手紙には、当時内政上の重要課題となっていた「長州処分」に関する意見や、神戸海軍操練所廃止後に行き場を失った坂本龍馬が一時期吉井の元に身を寄せていたことが記されています。

1勝海舟宛 吉井幸輔書状(部分)慶応元(1865)年4月22日付

■徳川慶喜の意外な評価とは?
復職した海舟は、大坂・京都を拠点に幕府と西国諸藩との調停に奔走する中で、徳川慶喜への不信を募らせます。失意のまま江戸に戻り、幕府海軍の強化に注力していたところ、海舟の上司にあたる海軍奉行・大関増裕(おおぜきますひろ)から届いた手紙には、意外にも慶喜が海舟のことを高く評価していることを示す文言が綴られていました。

2勝海舟宛 大関増裕書状(部分)慶応3(1867)年11月28日付

【ギャラリートークを開催】
 本展の展示資料について、当館学芸員が解説します。記念館窓口、電話、FAX等でお申し込みください。
 日時:(第1回)5月19日(日曜日)(第2回)6月22日(土曜日)
 午後2時から(約45分)
 募集人数:各回10名程度(先着)
(注釈1)定員に達し次第、受付を終了します。

大田区立勝海舟記念館(内部サイトへリンク)
入館料:300円、小中学生100円(各種割引あり)
開館時間:午前10時から午後6時(入館は30分前まで)
休館:月曜(祝日の場合は翌日)、5月27・28日(展示替えのため)年末年始(12月29日から1月3日)

プレスリリース内容に関するお問い合わせ

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勝海舟記念館 電話:03-6425-7608

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