【パラリンピック競技紹介】走幅跳

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更新日:2020年8月4日

今回は、区ゆかりのアスリートで東京2020大会への出場が内定している髙田千明選手の競技種目であるパラ陸上の走幅跳をご紹介します!選手紹介はこちら

パラリンピックの走幅跳は身体障害(義足等)と視覚障害のクラスがあります。基本的なルールは、オリンピックと同じです。

視覚障害クラスでは、エスコートやコーラーと呼ばれる競技アシスタントをつけることができます。

(1)エスコート:選手を助走路に誘導し、走る方向などを教える。
(2)コーラー:踏切位置付近で、声や音を出して踏切エリアに導く。

☆基本的なルール☆

〇助走距離に規定がないため、選手は助走路内であれば、自由にスタート位置を決められる。
〇跳躍距離は踏切線から計測される。(例外あり)
 →義足による踏切も認められている。
〇踏切線を越えて踏み切った場合、踏切板の両端よりも外側から踏み切った場合はファール(無効)となる。
〇砂場についた身体の跡のうち、最も踏切板に近い地点を着地点とする。

☆全盲クラス(T11)の特別ルール☆
〇選手はアイマスクを着用しなければならない。
〇踏切版の代わりに通常よりも長い(1m)の踏切エリアを使用する。
〇跳躍距離の計測は、踏み切った位置のうち、最も着地点に近い場所を基準とする。
 (注釈1)踏切エリアには、石灰などが撒かれ、踏切の足跡が残るようになっている。
〇踏切エリアの手前で踏み切った場合は、踏切エリアの開始地点から計測される。

☆観戦マナー☆
視覚障害クラスでは、自分の感覚とコーラーの声のみが頼りです。コーラーの声や手拍子が選手によく聞こえるように、選手が助走位置にスタンバイしたら静かにしなくてはなりません。その分、見事な跳躍の後には、盛大な拍手と声援を送りましょう!

☆髙田選手に競技の見どころを聞きました!☆
T11クラス(全盲クラス)の走幅跳は、アイマスク等で視覚情報を完全に遮断した状態で、コーラーの声や手拍子の音だけを頼りに、選手は全速力で走り、跳躍します。全盲の選手が、コーラーの音だけを頼りに全速力で助走し、踏切り、華麗に砂場に着地することの難しさを想像しながら見てください!また、全盲の選手とコーラーは二人で一つ!コーラーとの信頼関係が重要です!競技中のコーラーとのコミュニケーションや信頼関係の強さにも注目してください!

(注釈)一般の方はもちろんのこと、オリンピック選手であっても、視覚情報を完全に遮断した状態で全速力で真っすぐ走るのは非常に難しいです。

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