ぬめり坂

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更新日:2016年4月1日

南久が原一丁目25番と二丁目30番の間、光明寺こうみょうじの脇を北上する坂道。この道は、昔の鎌倉街道筋で、多摩川の平間ひらまの渡し(現在のガス橋付近)に結ばれていました。
『大森区史』は「鵜の木に用水を渡ってうっそうとした樹下を登るなだらかな坂がある。なだらかな坂ではあるが、ぬめって上れなかった。付近の豪家に美しい娘があった。娘は人々の難渋を気の毒に思い、自ら望んでその坂に生埋となった。以来、その坂の通行は容易となり、大いに付近は繁盛したという。」と記しています。
昔は、多摩川は東急多摩川線のあたりを流れていたらしく、このあたりは低湿地で大雨が降ればすぐに坂がぬめったのでしょう。ぬめり坂という名は、そこからつけられたと思われます。

写真:ぬめり坂の様子

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