大森の海苔について学んでみよう!(令和5年2月27日)

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更新日:2023年2月27日

実は大森が海苔養殖の発祥の地です

大森の海苔について3つ質問します。皆さん、答えは分かりますか?

質問(1)
なぜ大森で海苔の養殖が盛んになったのでしょう?

答えは…
海苔の生育に最適な環境だったからです。
海苔の養殖は今から300年ほど前、江戸時代の享保の頃に、大森から品川にかけての沿岸部で始まりました。
このあたりの海は、潮の干満があり、養分が含まれた川の水と海水が適度に混じって波も静かだったのです。

質問(2)
最盛期はいつだったの?

答えは…
大森は、明治から昭和初期まで日本一の海苔生産地として最盛期を迎えたと言われています。
延享3年(1746年)から幕府に「海苔の営業税」を納めるようになり、将軍家などに献上される最上品の海苔の産地として発展したことが成長のきっかけです。
その加工技術は全国へと広がりました。

質問(3)
いまも海苔養殖を行っているの?
答えは…
東京都沿岸部の埋め立て計画に応じるため、昭和37年に漁業権の放棄が決定したことから、昭和38年に海苔養殖の歴史は幕を閉じていました。
しかし、今も多くの海苔関連業者が大森を流通の拠点として、美味しい海苔を全国に販売しています。

大森の海苔問屋はいまも数多く残っています。

記念碑を訪れてみよう

海苔養殖の終業を記念し、昭和39年に大森児童館前に漁業記念碑が建てられました。
所在地 大田区大森東三丁目5番15号大森児童館前
ぜひ足を運んでみてください。

大森漁業協同組合

さらに詳しく学びたい方へ

海苔についてさらに詳しく学びたい方は、「大森海苔のふるさと館」がお勧めです。
様々なイベントがあります!
詳細は、以下のホームページ(外部リンク)をご覧ください。

海苔の様子大森海苔のふるさと館では、海苔の生育観察を行っています。

お問い合わせ

大森西特別出張所

大田区大森西二丁目16番2号
電話:03-3764-6321
FAX :03-3764-6196