アメリカ合衆国セーラム市

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更新日:2023年6月24日

姉妹都市提携30周年記念品(鐘)の寄贈

セーラム市関係者から大田区長へ、姉妹都市30周年記念品を寄贈いただきました。記念品は、セーラム市にあるフレンドシップ号の鐘を思い浮かべるような19世紀に造られた鐘です。大田区役所本庁舎2階の姉妹都市交流コーナーで展示中ですので、ぜひご覧ください。

記念品(鐘)の寄贈セーラム市関係者から大田区長へ記念品を寄贈された際の様子

記念サインの寄贈(セーラム市)

長年、区との交流に御尽力いただいているアメリカ・セーラム市のドーランさん御一家が、姉妹都市30周年記念サインをセーラム市に寄贈し、7月30日の30周年記念式典において、除幕式が行われました。記念サインには大田区の紹介文が英語と日本語で記載されています。

セーラム市の記念サイン左からセーラム市長(ドリスコール氏)、セーラム代表州議員(タッカー氏)、前市長(ハリントン氏)、在ボストン日本国総領事(大森氏)、ドーランさん御一家(ピーターさん、エリンさん、キイラさん、カイラさん) (ジャッキー ヴァラトゥカさん撮影)

姉妹都市提携30周年記念事業

令和3年(2021年)11月18日に迎えた、アメリカ合衆国セーラム市と大田区の姉妹都市提携30周年を記念し、次の内容を実施しました。

動画の制作

30周年を記念して、これまでの交流をまとめた動画を制作しました。この動画は大田区長・大田区議会議長のメッセージから始まり、両都市の概要や姉妹都市交流30周年の歩みを紹介する内容となっています。以下の大田区公式YouTubeチャンネルからご視聴いただけます。

記念品の製作

「大田区のお土産100選」にも選出された「大田まちめぐり百景」の大田マーチング委員会に依頼し、両都市の名所を1枚に集めた世界にただ1つのオリジナル作品を製作しました。作品は大田区とセーラム市で1枚ずつ所有し、大田区では大田区役所本庁舎2階の姉妹都市交流コーナーで展示中です。

イラスト姉妹都市30周年記念イラスト

オンライン交流会の開催

記念日当日に、セーラム市関係者とオンライン交流会を開催し、和やかな雰囲気で懇談を行いました。
【内容】 両都市代表挨拶、記念動画の視聴、記念品の紹介、懇談等

オンライン交流会オンライン交流会の様子

記念サインの寄贈

草の根交流として長年ご尽力いただいている国際交流団体「大田セーラムクラブ」から大田区へ記念サインを寄贈いただきました。記念サインは、平成16年(2004年)当時のセーラム市長が当区を訪問した際に、多摩川台公園内に植樹した「しだれ桜」の前に設置されました。令和3年(2021年)11月17日に除幕式が行われ、今後、公園を訪れる多くの方にセーラム市の紹介と両都市の友好の歴史を知っていただく新たな場所となりました。

記念サイン大田セーラムクラブから寄贈された記念サイン

セーラム市へコロナ克服応援ビデオメッセージを送付しました!

 令和2年(2020年)は、第24回目となる大田区民親善訪問団がセーラム市を訪問する予定でした。しかし、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は米国を直撃し、セーラム市にも多大な影響を与えており、日本国内においても予断を許さない状況が続いていることから、見送りとなりました。

 1877年(明治10年)、モース博士が初来日した際に大森貝塚の存在を確認し発掘調査を開始した同年9月16日、国内においては、明治維新後最大の内戦である「西南戦争」がまだ続いていました。そのように社会が混乱を極める中、モース博士は自身の使命を自覚し、あらゆる困難を乗り越え、誠実に着実に発掘を続け、人類の歴史に残る偉業を成し遂げました。

 それから約150年の時を経て、新型コロナウイルスの影響で世界が混沌とする今こそ、このモース博士の勇気ある行動に学び、両都市の励ましあいで必ずこの困難を乗り越え輝かしい未来を創ることができる!との思いから応援メッセージを作成し、令和2年6月30日にセーラム市へ送付しました。

【出演者】大田区長、大田区議会議長、セーラム派遣中学校生徒・教員、大田セーラムクラブ会員、大田区セーラム派遣関係職員等

 メッセージ動画は、以下の大田区チャンネル(動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」)で配信しています。

姉妹都市アメリカ合衆国セーラム市

写真:ピボディー エセックス博物館

 大森貝塚を発見したモース博士は、セーラム市にあるピーボディー科学アカデミー(現ピーボディー・エセックス博物館)の第3代館長でした。モース博士の結ぶ縁により、昭和59年、大田区立郷土博物館とピーボディー博物館(現ピーボディー・エセックス博物館)が姉妹館提携をし、それが発展して、平成3年、大田区とセーラム市は姉妹都市となりました。

位置

 アメリカ合衆国マサチューセッツ州にあります。ボストンから電車で約35分、バスで約1時間の所にあります。
 日本との時差は14時間(サマータイムは13時間)です。

写真:セーラム市全景

図:セーラム市位置

人口と面積

人口  

 約4万3千人

面積

 約47平方キロメートル(うち、陸地は約21平方キロメートル)

気候

  • 温帯で四季がありますが、平均気温は日本よりも5℃程度低く、降水量は毎月平均約800ミリあります。
  • 冬が長く、春、夏、秋が短くなっています。季節の寒暖の差が大きいので、秋の紅葉は見事で有名です。

 1月の平均気温 -0.7℃
 7月の平均気温 21.3℃

写真:ダービー埠頭の朝日

写真:紅葉のきれいなセーラム市内の公園

歴史

  • セーラム市は、1626年の入植によってできた、アメリカで最も古い街の一つで、今でも多くの歴史的建造物が残っています。
  • 17世紀はヨーロッパから飛び火した魔女狩りが行われ、実際に魔女裁判が行われました。
  • 18世紀は港町として栄え、アメリカの関税収入の10%を占めるほど繁栄していました。

文化

  • 魔女裁判はアメリカ文学の題材として、数多く取り上げられ、中でもナサニエル・ホーソン作の「緋文字」は有名であり、また代表作「七破風の家」のモデルの建物は今も残っています。
  • 現在では、魔女はセーラムのシンボルとなっており、ハロウィーンの季節には全米から観光客が集まって賑やかです。

写真:ハロウィンのかぼちゃ

写真:エセックス通り

セーラムの楽しみ

  • クラムチャウダー、ロブスター、キャンディーなど。
  • アメリカで一番古いキャンディーの店がセーラム市にあります。

 

大田区との交流

■ セーラム大田クラブがジョン・E・セイヤー3世賞を受賞

 大田区とセーラム市の姉妹都市提携25周年の節目を迎えた平成28年(2016年)、セーラム市の市民団体であるセーラム大田クラブが「ジョン・E・セイヤー3世賞(The John E. Thayer 3 Award)」を受賞しました。
 この賞は1904年に設立されたアメリカ最古の日本協会の1つであるボストン日本協会(The Japan Society of Boston)の授与する名誉ある賞であり、日本とアメリカの相互理解の発展に寄与する多大なる貢献を行った個人や団体に対して授与されます。過去には小澤征爾氏やドナルド・キーン氏も受賞しています。

松原区長に受賞の報告をする姉妹都市コーディネーターのピーター・ドーラン氏

■ 大田区民親善訪問団の派遣

 公募の区民親善訪問団がセーラム市を訪れ、学校訪問やホームステイを通して市民との交流を行っています。平成2年に始まり、平成24年度からは隔年で実施しています。
 平成30年度は11月14日~21日の日程で、22名の区民訪問団がセーラム市庁舎、ピーボディー・エセックス博物館、小学校、高校等を訪問しました。

【内容】
・11/14(水曜日) 出発
・11/15(曜日) セーラム市内観光、ピーボディー・エセックス博物館訪問、映画「Pa・per Lanterns」鑑賞会
・11/16(金曜日) 市庁舎表敬訪問、学校訪問、モース博士の墓献花、歓迎パーティー
・11/17(土曜日) 終日ホームステイ
・11/18(日曜日) さよならパーティー、ボストン観光(マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学、ビーコンヒル)
・11/19(月曜日) フェアヘイブン観光(万次郎トレール)、ボストン観光(ボストン茶会事件船見学、クインシーマーケット)
・11/20(火曜日) 帰国の途へ
・11/21(水曜日) 日本(大田区役所)到着

 訪問に際して、三回にわたる事前研修を行いました。本事業やセーラム市への理解を深めるとともに、さよならパーティーでの出し物を練習するなど、出発前に親善訪問団員の一員としての自覚を深めることができました。

 学校訪問(高校)では、セーラム市教育長のマルガリータ・ルイス氏と面会し、セーラム市の学校や教育についての説明をいただきました。校内見学では、団員が直接生徒に質問をしている姿も見られ、有意義な時間を過ごすことができました。また、調理コースを履修している生徒が、自ら調理し、提供するスクールランチを体験し、生徒の学びの場を目の当たりにしました。

 セーラム市民宅へのホームステイでは、現地の家庭生活を体験し、外国の方々との交流を深めました。今回のホストファミリーには、今年の8月に来日したセーラム市学生訪問団員や、来~る大田区大使のご家庭にも引き受けてくださり、姉妹都市としての継続的な結びつきを実感していただきました。

 団員からは、「国際交流への関心が高まった」、「英語の学習意欲が向上した」などの感想をいただきました。英語力に不安をもって参加した団員も、ホームステイ先での温かいおもてなしや二度の親善パーティーで交流を楽しみ、民間のツアーでは味わえない経験を得ることができました。

 他にも、大田区にゆかりのある勝海舟と共に、幕末から明治にかけて活躍した、ジョン万次郎が暮らした街・フェアヘイブンを訪れ、万次郎の成長の軌跡を辿りました(万次郎トレール)。日米交流の架け橋となって尽力した万次郎が、アメリカでどのような生活をしていたのかを視察し、草の根交流の原点に触れる絶好の機会となりました。

 今回の訪問による交流、また訪問により得た知見や見識により、団員には参加後も、「国際都市おおた」推進する地域の一員として、セーラム市などへ積極的に大田区のPRを行っていただくとともに、セーラム市との絆、また団員同士の絆を末永く保ち、温めていただきたいと思います。


さよならパーティーにおける平成30年度区民親善訪問団員とホストファミリー等の集合写真


オールド・ストーン・スクール(万次郎トレール)

■ 大田区立中学校生徒海外派遣

 区立中学生訪問団が毎年夏にセーラムに派遣され、ホームステイなどで交流をしています。平成5年から実施しています。

■ 区議会議員団の訪問

 平成4年から大田区区議会議員団が毎年セーラムを訪問しています。

■ 交流職員

 平成5年、平成8年には、セーラム市からの交流職員を半年間、大田区文化国際課(当時)で受け入れ、国際交流事業を共に推進しました。

■ 市民訪問団、学生訪問団の受け入れ

 平成8年からセーラム市民訪問団、9年からは学生訪問団が随時大田区を訪れ、学校訪問や区民との交流会などで交流を深めています。

 令和5年には、7月4日~7月17日の日程でセーラム市民訪問団16名が来日しました。
 市民訪問団は、郷土博物館や区の産業施設を見学することで大田区の多様な魅力を実感するとともに、区民との交流や学校訪問、ホームステイを通じて温かいおもてなしを受け、セーラム市民・大田区民ともに姉妹都市としての思いを強めることができました。


表敬訪問の様子


ボッチャ大会の様子

 平成30年8月には、8月7日~16日の日程でセーラム学生訪問団11名が来日しました。

 学生訪問団は、茶道や着付を体験したほか、中学校での和楽器演奏を体験。
 大田区立郷土博物館では、伝統細工である麦わら細工を体験し、池上本門寺、蒲田切子や炭ギャラリーなどの見学も行いました。
 また、8月15日の花火の祭典のステージでは、小学生と一緒に日本語で「平和ってなあに」を合唱しました。
 滞在中はホームステイを通じて温かいおもてなしを受け、姉妹都市の絆を深めました。


平成30年度セーラム学生訪問団


花火の祭典でのステージ

■ セーラム市交流ギャラリー

 大田区のイベントでのセーラム市のPRの様子を紹介しています。

■ その他の交流

  • 羽田図書館では、セーラムとの図書交換などの交流を行っています。
  • 郷土博物館では、昭和59年ピーボディー博物館と姉妹館提携を結びました。平成4年、ピーボディー博物館はエセックス研究所と合併し、ピーボディー・エセックス博物館と改称されました。

■ 姉妹都市コーナー(大田区役所本庁舎2階)

 大田区役所本庁舎2階、区政情報コーナーの隣に姉妹都市セーラム市紹介コーナーを設けています。
 セーラム市に関連する品々や、記念プレート・賞状、写真などを展示しています。
 また、区政情報コーナーでは過去の親善訪問団の記録誌を閲覧することもできます。是非お越しください!

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