おおた区報WEB版 令和6年3月1日号〔トップページ・特集〕

更新日:2024年3月1日

特集

笑顔があふれ 未来へはばたく
あたたかく 新しいおおたを 地域とともに 5つの「S(エス)」で築きます

笑顔があふれ 未来へはばたく<br>あたたかく 新しいおおたを 地域とともに 5つの「S」で築きますについての画像 今号では、令和6年度予算(案)の特徴などを紹介します。
 4つの重点ポイントに沿って予算(案)を編成するとともに、掲げた施策を実施して、笑顔あふれる大田区を築く上で重要であると考える視点を下記のとおり5つの「S(エス)」としました。

Smile(スマイル)
こどもから高齢者まで! 区民の笑顔

Speed(スピード)
スピーディーに行政サービスの向上を実現します

Safety(セーフティー)
災害・犯罪に強く、安全・安心なまちづくり

SDGs(エスディージーズ)
持続可能で(にぎ)わいあるまちを公民連携しSDGs(エスディージーズ)の取り組みでめざします

Sports(スポーツ) &(アンド) Culture(カルチャー) &(アンド) Nature(ネイチャー)
スポーツ・文化・歴史・自然にふれ住む人も訪れる人も健やかで豊かさを感じるまちに

令和6年施政方針

令和6年第1回区議会定例会の本会議の冒頭、鈴木区長が施政方針を述べました。
ここではその中から令和6年度予算(案)の特徴を紹介します。

令和6年施政方針についての画像 本年における私の区政運営に関する施政方針を申し上げます。
 まず、最近の国内の経済状況ですが、1月に公表された月例経済報告の基調判断では、「景気は、このところ一部に足踏みもみられるが、緩やかに回復している」とし、国内の景気判断は維持されましたが、先行きについては、令和6年能登半島地震の経済に与える影響に十分留意する必要があると明記されました。また、世界銀行による世界経済の成長率見通しでは、2024年は2.4パーセントと2023年の2.6パーセントから低下し、3年連続で減速する見通しです。2023年にインバウンド需要などで1.8パーセントとなった日本は2024年には外需の落ち込みを反映し、0.9パーセントに減速する見通しとなっており、引き続き国際情勢を注視していく必要がございます。
 そのような状況の中、今後の区財政の見通しは、子育て支援策や超高齢社会への対応、公共施設の維持更新、重要な成長戦略となる社会資本の整備など多くの行政需要を抱える中、先行き不透明な景気動向や国による不合理な税制改正などの影響も受け、歳出に対し歳入が不足する厳しい財政環境が継続することが想定されます。
 このような認識のもと、令和6年度は、「新しいおおたの次代への架け橋となる予算 SDGs(エスディージーズ)未来都市としての挑戦」と位置付け、特に優先的に取り組むこととする令和6年度予算編成上の4つの重点ポイントを掲げました。
 1つ目は、「出産・子育て、教育の充実に向けた施策」、2つ目に、「安全・安心で包摂的な共生社会の実現に向けた施策」、3つ目は、「環境と地域経済がともに発展する未来へ(つな)ぐ都市力を高める施策」、4つ目が「ポストコロナ時代に健康で活力、豊かさを高める施策」でございます。
 これらの課題に優先的に対応するとともに、持続可能な自治体経営を推進しつつ、区民福祉の向上に努め、誰もが安心して暮らすことができる、笑顔とあたたかさあふれる豊かな大田区の未来を築いてまいります。

大田区長 鈴木晶雅

令和6年施政方針についての二次元コード令和6年施政方針についての詳細はこちら

新しいおおたの次代への架け橋となる予算
SDGs(エスディージーズ)未来都市としての挑戦

令和6年度予算(案) 一般会計総額(前年度比8.4パーセント増)

3,412億998万円

4つの重点ポイント

  • 出産・子育て、教育の充実に向けた施策
  • 安全・安心で包摂的な共生社会の実現に向けた施策
  • 環境と地域経済がともに発展する未来へ ( つな ) ぐ都市力を高める施策
  • ポストコロナ時代に健康で活力、豊かさを高める施策

令和6年度予算(案)がまとまりました

令和6年度予算(案)がまとまりましたについての二次元コード詳細は区ホームページをご覧ください

問合先 財政課財政担当 電話:03-5744-1126 FAX:03-5744-1502

令和6年度予算(案)がまとまりましたについての詳細はこちら


(注釈)本ページ内の数字は表示単位未満を四捨五入しているため、合計などと一致しない場合があります

会計 令和6年度 令和5年度当初 増減額 増減率
一般会計 3,412億998万円 3,147億6,864万円 264億4,135万円 8.4パーセント
特別会計 1,494億805万円 1,466億5,697万円 27億5,107万円 1.9パーセント

国民健康保険事業 675億549万円 684億7,245万円 9億6,696万円 1.4パーセント
後期高齢者医療 206億368万円 193億1,978万円 12億8,390万円 6.6パーセント
介護保険 612億9,887万円 588億6,474万円 24億3,414万円 4.1パーセント
全会計合計 4,906億1,803万円 4,614億2,561万円 291億9,242万円増 6.3パーセント

予算編成過程の公表について
 区民の皆さまへの説明責任を果たし、理解を深めていただくとともに、予算編成の質の向上を図るため、予算編成過程の公表に取り組んでいます。

歳出(区の支出)/一般会計

歳出(区の支出)/一般会計についての画像

福祉費:1,7235,157万円(前年度比5.5パーセント増)
高齢者や障がい者の福祉、保育園・児童館の運営など

総務費:5239,460万円(前年度比13.8パーセント増)
防災対策や区役所・特別出張所の運営など

教育費:5217,669万円(前年度比27.1パーセント増)
小学校・中学校、教育関係の経費など

土木費:2172,148万円(前年度比4.8パーセント増)
道路、公園の整備など

環境清掃費:1267,052万円(前年度比7.0パーセント増)
環境対策、清掃事業など

衛生費:1032,578万円(前年度比12.9パーセント減)
母子保健、保健所の運営など

都市整備費:937,817万円(前年度比3.1パーセント減)
まちづくり事業など

産業経済費:684,808万円(前年度比2.1パーセント増)
産業振興など

公債費:163,559万円(前年度比11.4パーセント減)
区債の償還など

議会費:115,074万円(前年度比2.1パーセント増)
区議会の運営

歳入(区の収入)/一般会計

歳入(区の収入)/一般会計についての画像

令和6年度予算(案)の主な事業

出産・子育て、教育の充実に向けた施策

出産・子育て、教育の充実に向けた施策についての画像出産・子育て支援の充実

  • 多胎児家庭移動支援事業 (注釈)多胎児:双子、三つ子など
  • ファミリー・アテンダント事業
  • 乳幼児ショートステイ事業 など

教育の充実と学びの保障

  • 国際教育の推進 英語力の向上
  • 区独自教科「おおたの未来づくり」の新設に向けて
  • 区立小中学校の給食費の無償化
  • 不登校対策の推進 学びの多様化学校分教室「みらい学園初等部」の設置
  • 特別支援教育の推進(自閉症・情緒障害特別支援学級の開設など) など

安全・安心で包摂的な共生社会の実現に向けた施策

安全・安心で包摂的な共生社会の実現に向けた施策についての画像安全・安心なまちづくり

  • 燃えないまちづくりの推進(住宅市街地総合整備事業など)
  • 倒れないまちづくりの推進(新耐震基準木造建築物耐震化助成事業など)
  • 防災対策のさらなる推進(感震ブレーカー支給取付事業の拡充など)
  • 防犯カメラ整備補助事業、防犯カメラ設置表示事業 など

包摂的な共生社会の実現

  • 複合施設などの整備(大田区大森北四丁目複合施設など)
  • 要配慮者への災害対策(個別避難計画の作成推進など) など

環境と地域経済がともに発展する未来へ(つな)ぐ都市力を高める施策

環境と地域経済がともに発展する未来へ繋ぐ都市力を高める施策についての画像環境への対策

  • J(ジェイ)-クレジットを活用した省エネ機器等導入の促進
  • 水素を活用した超高効率燃料電池の区施設への先駆的導入
  • 民間等と連携した古着の回収循環型モデル事業
  • 資源プラスチック回収事業の推進 など

地域経済が発展する未来へ(つな)ぐ都市力を高める施策

  • 企業立地・SDGs(エスディージーズ)促進助成金
  • 大田区プレミアム付デジタル商品券の発行
  • 大田区中小企業融資あっせん制度
  • 新空港線整備と沿線まちづくりの推進 など

ポストコロナ時代に健康で活力、豊かさを高める施策とDX(ディーエックス)施策

ポストコロナ時代に健康で活力、豊かさを高める施策とDX施策についての画像健康で活力、豊かさを高める施策

  • 高齢者インフルエンザ予防接種費用助成
  • 帯状疱疹(ほうしん)ワクチン接種費用助成
  • ランニング環境の整備事業
  • 郷土博物館特別展・龍子記念館企画展の開催 など

自治体DX(ディーエックス)の推進

  • うぐいすネット公園施設窓口等のサービス向上
  • まちづくり情報閲覧コーナーのサービス向上 など

問合先

財政課財政担当 電話:03-5744-1126 FAX:03-5744-1502

お問い合わせ

 広聴広報課 
 電話:03-5744-1132 
 FAX :03-5744-1503
 メールによるお問い合わせ(広聴広報課広報担当)