平成20年度予算

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更新日:2016年4月1日

平成20年度 予算(案)の編成にあたって

 我が国経済は、息の長い回復を続けておりますが、個人所得の改善が実感できない状況のまま、原油価格の高騰や米国経済の減速、株価の下落など、景気の先行きが不透明な状況となっています。
 本区の財政状況においては、ここ数年、基幹的財源である区税収入や特別区交付金が大きく伸張傾向にあるものの、区税収入は、平成20年度の歳入予算額の伸びの鈍化がみられる状況となっています。また、特別区交付金においては、その財源が景気変動に影響を受けやすく、将来にわたる財政環境は、決して楽観視できる状況にはありません。同時に、社会情勢や人口構成の変化に伴う扶助費などの義務的経費の増加、公共施設の建て替え需要などに対する財政負担への備えも急務となっております。
 こうした中で、私は、輝く大田区の未来に向け、従来の枠にとらわれない新たな発想と柔軟な考え方で、新しい地域社会づくりに意欲的に取り組むことを基本とした予算を編成いたしました。
 予算編成に当たっては、将来の財政状況の変化を視野に入れながら、地域力を活かし、高齢者や障がい者を支える施策の充実や防犯・防災力の向上、自治会・町会や地域団体への支援など区民の皆様にお約束した地域の魅力を最大限引き出すまちづくりに積極的に取り組みました。さらに、子育て、教育などの多様化する地域の課題にきめ細かく対応できるように配慮してまいります。
 都市基盤の整備や産業・観光振興などの面では、大田区の新しい魅力と活力を積極的に創り出し、区民の皆様の豊かな生活につなげていきたいと考えております。
 特に、羽田空港の国際化が進展する中、日本の顔としての国際交流都市・大田区をめざしたまちづくりを進めるとともに、地球温暖化対策などの面でも世界に誇れる環境先進都市をめざし、緑あふれる環境にやさしいまちづくりに取り組んでまいります。
 また、平成20年度は「大田区緊急2か年計画」、特に重点課題である「元気・いきいき・のびのびプログラム」対象事業の着実な実施のほか、現在、策定を進めております10か年基本計画につなげるための予算と位置づけ、大田区総合体育館や小中学校の改築などに活用する各基金にも積極的に積み立てました。
 その結果、一般会計の予算規模は 2,187億8千万円余で、前年度に比べて1.9%の増と、過去最大の予算規模となりました。
 私は、この予算をもとに、区民の皆様と心の通い合う温かな行政運営に取り組んでまいります。

平成20年2月
大田区長 松原 忠義

詳細は下記のPDFを参照してください。

平成20年度予算(案)の概要

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