市販薬との上手な付き合い方について

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更新日:2016年7月20日

セルフメディケーションってなに?

 セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と、世界保健機構(WHO)が定義しています。
 すり傷などの軽い怪我や、かぜの引き始めなどの軽い症状の場合に、お医者さんにかからずに薬局やドラッグストアで販売されている市販薬で治す事等を言います。

市販薬でのセルフメディケーション

 市販薬で、セルフメディケーションを実践するためには市販薬について正しく知ることが大事です。
 市販薬は身近なお店で購入出来たりと便利なお薬ですが、全ての症状に対応できる訳ではありません。市販薬を服用しても症状が改善しない場合は医師の診察を受けることも大事です。
 市販薬は処方せんで出されるお薬に比べて副作用は比較的少ないとされていますが、まったく副作用がないわけではありません。そのため副作用や相互作用、使用方法の難しさ等に応じてリスクが高いとされている順に、要指導医薬品、第1類医薬品~第3類医薬品の4つのグループに分類されています。

医薬品の分類について

要指導医薬品
 製造販売の承認を受けてから一定期間を経過していない医薬品及び毒劇薬
第1類医薬品
 安全性上、特に注意が必要な医薬品
 胃酸を押さえる薬(H2ブロッカー)、一部の解熱鎮痛剤や毛髪用剤など
第2類医薬品
 安全性上、注意が必要な医薬品
 かぜ薬、漢方薬など
第3類医薬品
 リスクが比較的低い医薬品
 ビタミン剤、整腸剤、消化剤など

 リスクが高いとされている要指導医薬品及び第1類医薬品に関しては、薬剤師が書面を用いて情報提供を行います。その他のお薬に関しても、資格者(薬剤師又は登録販売者)が必要に応じて情報提供を行います。市販薬のパッケージにはどれに分類されているかの表示があります。購入の際にはどの分類の医薬品を購入するのか確認してから購入しましょう。

お薬を正しく使用するために積極的に薬剤師さん等を利用しましょう

 市販薬は正しく服用すれば比較的副作用の少ないお薬ですが、体質によっては服用できないものや、飲み合わせの悪いものもあります。薬局やドラッグストアで医薬品を販売している時間には資格者(薬剤師又は登録販売者)がいます。市販薬を購入する際には、症状・体質、アレルギー・副作用歴・服用している薬、妊娠・授乳中、生活習慣などを薬剤師さん等に伝えて、相談してから購入しましょう。お薬手帳をもち、薬剤師さん等に見てもらうことや、いつも市販薬を購入する薬局でかかりつけ薬剤師を決め相談してから購入することも有効です。

くすりの正しい使い方等について分かり易く説明されています。

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