カラーコンタクトレンズの誤使用で失明も!

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更新日:2020年9月8日

 若い女性を中心に人気のカラーコンタクトレンズ。
 しかし、誤った使い方をすると、失明につながる重篤な眼障害を起こす危険性があります。大切な目を守るために正しく使いましょう。

主な相談事例

● ネットで購入した外国製のカラコンを使い、角膜に傷がついた。
● ネットで買ったカラコンを10日間程使用。両目に充血と混濁の症状が出た。
● 携帯サイトで買ったカラコンで角膜を損傷。目が見えないので学校に行けない。
● 輸入代行業者からネットで購入。目に入れたら眼球が傷だらけになった。

トラブルが多いカラーコンタクトレンズ

 カラーコンタクトレンズによる事故が多発したことを受け、平成21年11月4日より、視力矯正目的以外のカラーコンタクトレンズ(おしゃれ用カラコン)は、高度管理医療機器として薬事法の規制対象になりました。これにより、おしゃれ用カラコンの製造・輸入にあたっては厚生労働大臣の承認が、販売にあたっては知事の許可と販売管理者の設置が義務づけられました。

自己流の使い方は危険

 おしゃれ用カラコンは購入時に医師の処方箋がいらず、インターネット等で手軽に購入できるため、コンタクトレンズの危険性を認識せずに安易に自己流の使い方を続ける若者が少なからず存在しています。NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)の調査でも、眼障害の原因は「手入れ不良」、「長時間装用」、「使用方法を理解していない」、「装用したまま就寝」等、使用方法の問題により生じたものが多いとしています。

おしゃれ用カラコンの人も眼科を受診しよう

 涙の量が少ない人、眼疾患やアレルギーのある人等、コンタクトレンズの装用に適さない人もいますので、コンタクトレンズが初めての人は眼科を受診しましょう。また、角膜のカーブに合わないレンズを装用すると異物感が出たり、レンズがずれて角膜を傷つける原因にもなりますので、自分の目に合ったレンズを選ぶためにも眼科医による検査(角膜のカーブの測定等)は必要です。
 また、装用中に少しでも目に異常を感じたら、直ちに眼科を受診してください。自覚症状が無くても角膜に傷がついていたり、思わぬ目のトラブルが生じていることがありますので、定期検査も必ず受けましょう。

海外からのネット通販に要注意

 インターネットで購入する際には、高度管理医療機器の販売許可を受けている事業者か、薬事法上の承認番号がついた商品かを確認しましょう。特に、海外からインターネットで購入する場合(個人輸入代行業者から買うこと)、日本での審査を通さず、直接購入する形になるため、国内で薬事法を遵守して販売されている商品に比べて保健衛生上の危険性があります。"激安"の文字につられて怪しい業者から購入しないように注意しましょう。

ここに気をつけよう!

● コンタクトレンズの装用に問題がないか眼科医による検査を受け、自分の目に合ったレンズを選ぶ。
● 眼科医による検査・指示に従い、適切に使用する。
● 目に少しでも異常を感じたら直ちに装用を中止し、眼科医の診察を受ける。
● (目に異常を感じていなくても)、定期的に目の検査を受ける。

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