おおた区報WEB版 平成28年8月21日号〔トップページ・特集〕

更新日:2016年8月21日

特集

大田区だからできる。わたしの新たな挑戦!

 都内最大の工場数・商店街数を誇り、物流拠点でもある大田区。区で創業支援事業に力を入れており、創業者の挑戦は、地域に新たな風を吹かせています。今回は創業支援制度を活用して、アイディアをビジネスにした創業者を紹介します。

ものづくりの拠点・大田区で創業したい

テックストレーキ株式会社
大田区羽田旭町7-1 BICあさひ
(リバースエンジニアリング事業)
引地正和 代表取締役社長

3Dスキャナーで製品構造を分析し、デジタルデータに加工することで部品製造に役立てます 板金加工を専門とする航空機修理の会社に勤めていた頃から、最新の3D技術を使えば、従来の木枠の型を使うよりも正確で効率的な部品製造ができるという発想がありました。熟練の技術が必要な事業ですが、設計や3次元CADを新たに学び、高度な技術力が集積する大田区で挑戦したいと考えていました。

 そんな中、創業者支援窓口[1]で区にさまざまな制度があると知りました。開業資金の全額利子補給[2]は創業を後押ししてくれましたし、BIC(ビック)あさひ[3]に入居できたのも良かった。定期的な勉強会・交流会で横のつながりができ、創業後も受・発注相談などの情報をいち早く入手できます。現在は部分的な受注が主ですが、ゆくゆくはクライアントの製品解析から部品製造・納品までを一貫して請け負える会社に成長させたいです。

ここは日本の旅の「はじまりと終わりの宿」

328HOSTEL&LOUNGE
大田区羽田3-2-8
(ゲストハウス)
塙 由佳 オーナー

築60 年の住宅を改装し、昔ながらのガラスの引き戸の活用などアイディアが光ります この宿は旅行者が情報収集したり、旅の最終日に思い出を
語りあったり、地域の人と交流したり…そんな交流型オープ
ンスペースを目指しています。当初から創業者支援窓口[1]で相談し、地元でもある糀谷・羽田地区で物件を探しました。ゲストハウスへの理解が得られず苦戦しましたが、ビジネスプランコンテスト[4]で奨励賞をいただいたことをきっかけに、協力的な不動産会社も増え、夢が実現しました。

 創業してみて感じたのは、大田区はマイクロビジネスがしやすい区だということ。個人事業だからこそ、顔をつなげていく楽しさや動きやすさもありますし、この辺りは個性的なお店も多く、まず挑戦してみるには面白い土地だと思います。私自身も、まだまだこれから工夫を重ね、このゲストハウスから地域の魅力を発信していきたいです。

大田区の創業支援事業

(注意)詳細は区のホームページでもご覧いただけます

まずは窓口へ![1]創業者支援窓口
 お気軽にご相談ください。区内で創業を考えている方へ、課題解決支援者が創業時のさまざまな課題にアドバイスします。

[2]中小企業融資あっせん制度(開業資金)
 事業資金の低利融資を金融機関にあっせんし、利子などを補助します。平成27年度から、商店街空き店舗活用、ものづくり事業に対して全額利子補給も行っています。

[3]創業支援施設BICあさひ
 新規創業者や新分野進出などに取り組む事業者に向け、旧羽田旭小学校校舎を改修した創業支援施設を開設・運営しています。

[4]ビジネスプランコンテスト
 優秀な創業者を発掘し表彰します。今年度は「特区民泊連携モデル賞」を特設します。
募集期間:9月15 から30日(郵送の場合、必着)

[5]区内大学連携創業支援講座
 東京工科大学と連携した連続講座を開催します。 (注意)募集開始は9月を予定
日時:11月8・16・22・29日、12月6・13日

[6]地域課題解決型ビジネス支援
 コミュニティビジネスの創業に特化した連続講座です。 (注意)募集開始は10月を予定
日時:11月24日、12月1・8・22日

biz BEACH CoWorking(ビズ ビーチ コワーキング)

biz BEACH CoWorking(ビズ ビーチ コワーキング) 昨年9月にオープンしたコワーキングスペース(複数の事業者が事務所や会議室を共有する場所)で、創業を目指す方の情報交換・交流の場となっています。創業支援を中心にビジネスに役立つさまざまなイベントの開催を通じ、多彩な人材との交流を促進することで、ビジネスチャンスを創出します。詳細はhttps://pio-coworking.net/

問合先

産業振興課産業振興担当 TEL03-5744-1373 FAX03-5744-1528

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