おおた区報WEB版 令和4年8月21日号〔トップページ・特集〕

更新日:2022年8月21日

特集

未来へつなぐおおたの橋
次世代の橋梁(きょうりょう)長寿命化修繕計画の実践

 橋は人や物を通すだけでなく、人や地域の架け橋となる役割も担っています。また、適切に管理された橋は、いざというときの安心感にもつながります。区は156の橋を管理しており、過去から受け継いだ橋を大切に引き継いでいけるように、長寿命化に取り組んでいます。

区内で最高齢の橋

区内で最高齢の橋についての画像笹丸(ささまる)橋新馬込橋
昭和2年竣工(しゅんこう)

 東急池上線に架かる、区が管理する橋の中で最古の橋です。竣工(しゅんこう)から95年が経過しています。適切なメンテナンスにより、さらなる長寿命化を目指しています。

所在地 大田区東雪谷1-8から9

地域の歴史を伝える橋

地域の歴史を伝える橋についての画像新馬込橋
昭和14年竣工(しゅんこう)、平成27年架け替え

 環七通りに架かる橋です。高欄には大田区ゆかりの版画家である川瀬巴水(かわせはすい)の作品の複製美術陶板(写真右上)を飾り、地域の歴史を伝える場にもなっています。

所在地 大田区北馬込2-28から大田区中馬込2-26

災害時に命を守る橋

災害時に命を守る橋についての画像大森東避難橋
昭和47年竣工(しゅんこう)、平成24年リニューアル

 平和島運河に架かる橋です。大森東地区と避難場所となっている昭和島へつながっています。通称「見晴らし橋」とも呼ばれ、地域に親しまれています。

所在地 大田区大森東5-28から大田区昭和島1-7

より長く橋を安全に利用し続けるために

 30年後には区で管理している橋の9割以上が、建設から50年以上となります。老朽化による大規模な補修や架け替えは大きな負担となるため、区では「橋梁(きょうりょう)長寿命化修繕計画」を策定し、計画的な定期点検と修繕工事により、将来発生する損傷に対して予防的な対策に取り組んでいます。

より長く橋を安全に利用し続けるためにについての画像1

より長く橋を安全に利用し続けるためにについての二次元コードより長く橋を安全に利用し続けるためにについての詳細はこちら

新技術で早期発見

 目視での定期点検だけではなく、新技術を導入し、コンクリート内部の状況を把握するなどして、目に見えない、将来の損傷を早期に発見し、予防の強化に努めています。

新技術で早期発見についての画像

官・学・産で人と技術を育てる

 区が主体となって、大学、研究機関、企業と連携し、新技術の試行や実験などに取り組んでいます。この活動を通じて人材育成や技術力の向上を図り、より効率的なメンテナンスを目指しています。

官・学・産で人と技術を育てるについての画像

より長く橋を安全に利用し続けるためにについての画像2災害にも負けない、地域に愛される橋をいつまでも守り続けるため、職員一丸となって取り組みます。

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