おおた区報WEB版 令和7年8月21日号〔トップページ・特集〕
更新日:2025年8月21日
特集
まちを照らす地域のチカラ 更生の道へともに寄り添う、保護司に注目
保護司とは
犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支えるボランティアです。地域の人々や事情などにも精通し、地域住民と同じ目線で親身に対応します。
保護司の主な活動
保護観察を受けている人が再び過ちを犯すことが無いよう、立ち直りを支援する「処遇活動」と、犯罪や非行を生まない地域づくりのための「地域活動」があります。
1 処遇活動
保護観察を受けている人と定期的に面接をし、相談に乗ったり、更生を図るための約束事を守るように指導したりします。
2 地域活動
毎年7月は、「社会を明るくする運動 強調月間」「再犯防止啓発月間」として、講演会やワークショップなどさまざまな活動を展開しています。また、犯罪防止の啓発だけではなく、地域住民の更生保護に関する相談対応なども行っています。

更生保護マスコットキャラクター
(左)ホゴちゃん(右)サラちゃん
活動例
地域などと連携した講演会・ワークショップ
更生保護相談・こども相談
「社会を明るくする運動」大田区民のつどい、地区集会での啓発活動
ボランティア団体との連携による小学生と中学生への“ともだち活動”
相談窓口
大田区更生保護サポートセンター
電話:03-3739-1734 FAX:03-3739-1738
INTERVIEW 大田区保護司会会長 佐川健さん(保護司歴16年目)
更生を支える地域の絆が、未来をひらく
大田区保護司会は、「誰一人取り残さない共生社会の実現に向けて」を理念に掲げ、罪を犯した人が地域の中で立ち直るための支援を行っています。孤立させず、寄り添い、再び歩み出せるよう見守ることが私たちの大切な役割です。また、犯罪や非行の未然防止に向けた啓発活動を通じて、地域の理解と協力の輪を広げています。更生を支える地域の絆こそが、安心して暮らせる「心やすらぎ 未来へはばたく笑顔のまち 大田区」を築く力になると信じ、日々活動を続けています。
保護司会活動レポート「社会を明るくする運動」
大田区民のつどい
7月19日にアプリコで開催。保護司会が先頭に立ち、区内の35機関・団体が一丸となって盛り上げました。中学生による意見発表や吹奏楽部の演奏、高校生による司会など、若い力が結集し、未来への活力が感じられました。
地区での取り組み
地域が1つになって、非行や犯罪のない明るい地域社会の実現に向け、地区集会などを活発に行っています。糀谷・羽田地区では、小学生・中学生・高校生の意見発表会が行われ、多くの方々が参加されました。
未来をつくるおおたアクション!
大田区更生保護サポートセンター
大田区保護司会には、全国でも多い213名の保護司が在籍しています。その活動の拠点が更生保護サポートセンターです。開設当時は全国でも先駆的な施設で、各地の保護司会から見学が絶えず、法務大臣が視察に来たことも。多くの保護司が地域としての見守りを支援しています。開設して17年、更生保護活動を支える拠点としての役割を担っています。
お問い合わせ
広聴広報課
電話:03-5744-1132
FAX :03-5744-1503
メールによるお問い合わせ(広聴広報課広報担当)