脂質異常症(高脂血症)
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更新日:2024年1月29日
脂質異常症とは
脂質異常症とは血液中の脂質の値が多すぎたり、少なすぎたりする状態を指します。
脂質異常症と診断される基準
脂質異常症と診断される基準は以下の通りです。
ただし、この基準に当てはまる場合でも、すぐに治療が必要というわけではありません。
LDLコレステロール | 140mg/dL以上 | 高LDLコレステロール血症 |
120~139mg/dL | 境界域高LDLコレステロール血症※※ | |
HDLコレステロール | 40mg/dL未満 | 低HDLコレステロール血症 |
中性脂肪(トリグリセライド) | 150mg/dL以上(空腹時採血※) | 高トリグリセライド血症 |
175mg/dL以上(随時採血※) | ||
Non-HDLコレステロール | 170mg/dL以上 | 高non-HDLコレステロール血症 |
150~169mg/dL | 境界域高non-HDLコレステロール血症※※ |
※基本的に10時間以上の絶食を「空腹時」とする。ただし水やお茶などのカロリーのない水分の摂取は可とする。空腹時であることが確認できない場合を「随時」とする。
※※スクリーニングで境界域高LDL-C血症、境界域高non-HDL-C血症を示した場合は、高リスク病態がないか検討し、治療の必要性を考慮する。
脂質異常症の原因
脂質異常症の主な原因は以下が挙げられます。
- 過食
- 運動不足
- 肥満
- 喫煙
- アルコールの飲みすぎ
- ストレス 等
また、「家族性高コレステロール血症」のように遺伝的な要因によって起こるものもあります。
脂質異常症の症状
脂質異常症は自覚症状がほとんどありません。
しかし、気づかないうちに動脈硬化を引き起こします。
その結果、心筋梗塞や脳梗塞等の発症リスクが高まります。
脂質異常症予防のためのポイント
生活習慣を見直して、脂質異常症を予防しましょう!
以下のリンクを参照ください。
生活習慣の見直し(食生活)
脂質異常症の予防には、食生活の見直しや体重を適正にすることが大切です。
まずは自分の適正体重を知って、体に溜まっている余計な脂肪を減らし、食べすぎないようにエネルギーの摂取を調整しましょう。
◎適正体重について
例)1m70cmの方なら…
1.7 ×1.7×22(BMI) = 63.58 → 63.58kg が適正体重となります
※日本医師会ホームページより
年齢 | 目標とするBMI |
---|---|
18~49歳 | 18.5~24.9 |
50~64歳 | 20.0~24.9 |
65歳以上 | 21.5~24.9 |
◎食生活の見直しは、こちらのリンクを参照ください。
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