おおた区報WEB版 令和7年7月21日号〔トップページ・特集〕
更新日:2025年7月21日
特集
地域での自分らしい暮らしを支える制度 「成年後見制度」を知っていますか?
認知症や知的障がい、精神障がいなどにより判断能力が十分でない方は、自分の財産を管理したり、福祉サービスを受けるための契約を結んだりすることが一人では難しい場合があります。そのような方が自分らしく安心して暮らせるように、代理人が、本人の意思を尊重しながら生活を支えるお手伝いをする制度です。
あなたの困りごと・心配ごとを一緒に考えます
自分で医療や福祉サービスを
契約することが難しい
相手に言われるがまま
契約してしまい、
キャンセルができない
金額の大きな買い物や、
生活に必要なお金の管理が
自分では難しい
物を失くしてしまったり、
今後の生活が不安
判断能力に応じた2つの制度
自分で決められるうちに、将来に備えたい!―自分らしい未来を、自分で決める―
任意後見制度
将来の判断能力の低下に備える
あらかじめ誰に何を頼みたいか決め、公正証書で契約を結ぶ
判断能力が低下し始めたら、契約で決めた相手が任意後見人として支援してくれる
自分一人ではよくわからない!?―誰もが安心して暮らせるために―
法定後見制度
判断能力が十分でない
自分一人では契約などの法律行為や財産の管理が難しい
家庭裁判所が代理人(補助人・保佐人・成年後見人)を選び、支援してくれる
お気軽にご相談ください
問合先 おおた成年後見センター(西蒲田7-49-2)電話:03-3736-2022 FAX:03-3736-5590
未来をつくるおおたアクション!
おおた成年後見センターの役割
成年後見制度などの案内や利用支援、成年後見人などへのサポートを区や関係機関と連携して行っています。また、病気や加齢によって、一人では福祉サービスの利用が難しい方を対象に「地域福祉権利擁護事業」を実施しているほか、「市民後見人(社会貢献型後見人)」の育成・支援を行っています。
地域福祉権利擁護事業ってなあに?
本人が大田区社会福祉協議会と契約し、各種手続きなどを行えるよう支援します。(有料)
軽い認知症、知的障がい、精神障がいなどはあるが契約内容を理解できる方が対象
福祉サービスの利用料、家賃や公共料金の支払い、郵便物を一緒に確認し、必要な手続きを支援
身近な地域を支える担い手を募集します
市民後見人(社会貢献型後見人)
社会貢献の意欲を持って、成年後見業務を行う区民を募集します。主な業務は、金銭管理、介護・福祉サービス利用の手続きや契約など、一人で決めることに不安がある方のお手伝いなどです。区の研修を修了し、後見活動メンバー登録後、家庭裁判所からの選任を受けてから、活動が始まります。弁護士・司法書士・社会福祉士などの専門資格は不要で、必要な知識・姿勢を研修で身に付けます。
11月上旬頃 | 募集説明会 |
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11月下旬頃 | 申し込み |
12月から令和8年2月 | 基礎講習(8日制) |
3月頃 | 選考 |
4月から(1年間) | 応用講習 |
実務講習 | |
後見人就任 |
権利擁護サポーター
地域での見守りや支え合い活動に理解や関心のある方を対象に、権利擁護サポーター養成講座を開催します。認知症や障がいに対する理解を深め、成年後見制度の基礎や意思決定支援の基本的な考え方やサポートのポイントについて学びます。
11月上旬頃 | 募集説明会 |
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11月下旬頃 | 申し込み |
12月から令和8年2月 | 基礎講習(5日制) |
修了証交付 |
問合先
掲載内容について
問合先 福祉管理課調整担当 電話:03-5744-1244 FAX:03-5744-1520
地域福祉権利擁護事業について
問合先 おおた成年後見センター 電話:03-3736-2022 FAX:03-3736-5590
お問い合わせ
広聴広報課
電話:03-5744-1132
FAX :03-5744-1503
メールによるお問い合わせ(広聴広報課広報担当)