災害時の飲料水の確保と食品衛生

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更新日:2011年4月15日

大規模な災害が発生した場合には、ライフラインが破壊されることが予想されます。そういった場合には、清潔な水、電気やガスなどの確保が難しくなり食中毒が発生しやすい状況となります。

飲料水の確保

 水道水には、消毒のための塩素が入っています。このため、きれいな容器に入れて冷暗所に置けば、3日程度は飲める状態で保存できます。また、市販のミネラルウォーターは、賞味期限内に飲んでください。

1歳児未満の乳児へミネラルウォーターを与える場合には、以下の点に注意してください。
表示をよく見て選びましょう。硬度が高いものは、乳児が下痢などを起こすことがあるため控えましょう。水道水に近い硬度(目安として100以下)のものを選びましょう。(「鉱水」や「鉱泉水」は原水の種類を記したもので硬度とは関係ありません)
    
 

災害時の食中毒予防

災害時こそ、食中毒予防の基本を守り、食中毒を防ぎましょう。

手洗いについて
水が確保できない場合は、次の要領で手の清潔を保ちましょう。

  • おしぼりやウエットティッシュ等で、汚れをよく落とす。
  • スプレーなどを使って、手全体に消毒用アルコールを噴霧し、よくすり込む。

食品の取扱いについて
1 食品の保存

  • 弁当などは、消費期限内であることを確認し、期限が過ぎていたら捨てましょう。
  • 異常(異味、異臭、変色など)を感じたら、食べないようにしましょう。
  • 食べ残した食品は、もったいないですが思い切って捨てましょう。

2 調理について

  • 加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。
  • ラップやアルミホイル等で調理器具や皿などを覆って使用しましょう。
  • 使い捨て手袋を使用しましょう。
  • 下痢や嘔吐等の症状がある方は、食品を取り扱う作業をしないようにしましょう。

 

用意しておいたほうがよいもの

1 熱源
 カセットコンロなど
   
2 薬品類、雑貨類
 消毒用アルコール

  • スプレー容器(アルコール噴霧用)
  • ウエットティッシュ
  • 使い捨て手袋
  • 包装用ラップまたはアルミホイル
  • ビニール袋

   
3 水
 災害時に備え、飲料水を備蓄している方は多いと思います。
しかし、水は飲料用だけでなく、手洗いや洗顔などの生活用としても必要です。
復旧、支援活動が本格化するまでの最低3日間分は、各家庭での備蓄が必要と言われています。
以下は、1人が1日に必要とする最低の量です。

飲料水 3リットル(夏場はもっと必要です)×3日分=9リットル
生活用水 10~15リットル×3日分=30~45リットル
(浴槽の水を抜かないでおくと、簡単に溜めておけます。)

通常の食中毒予防はこちらをご覧下さい。

お問い合わせ

生活衛生課

食品衛生
大田区大森西一丁目12番1号 大森地域庁舎
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