熱中症に気をつけましょう

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更新日:2024年4月22日

気象庁の発表では、4月中旬から平年より高い気温が続いていることや今年の夏(6~8月)の気温も全国的に平年より高いと予測されています。早めの熱中症対策が必要です。

暑さ指数(WBGT)を知っていますか?

暑さ指数とは、人間の熱バランスに影響の大きい「気温・湿度・輻射熱(地面や建物・体から出る熱)」の3つを取り入れた、暑さの厳しさを示す指標です。暑さ指数が28を超えると熱中症を起こしやすくなります。
【日常生活における熱中症予防指針】
日常生活における熱中症予防指針

【熱中症予防のための運動に関する指針】
運動に関する指針

熱中症警戒情報と熱中症特別警戒情報

環境省と気象庁が連携し、熱中症の危険性に対する「気づき」を促すものとして、暑さ指数が33以上「熱中症警戒情報」、暑さ指数35以上「熱中症特別警戒情報」が発表されます。
熱中症警戒情報(暑さ指数33):熱中症警戒アラートが発表された地域において、気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがある。
熱中症特別警戒情報(暑さ指数35):広域的に過去に例のない危険な暑さとなり、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがある。
詳しくは環境省熱中症予防サイトでご確認ください。

熱中症の予防法

熱中症とは

高温多湿な環境に体が適応できず、体内の水分や塩分バランスが崩れたり、体温の調整機能がうまく働かないことによって生じる様々な症状の総称です。
症状
軽症  めまい、顔のほてり、たちくらみ、こむら返り、手足がしびれる、汗がとまらない
中等症 頭痛、吐き気、体がだるい、虚脱感
重症  意識が無い、けいれん、体が熱い、呼びかけに対して返事がおかしい、まっすぐに歩けない

暑さに慣れましょう!(暑熱順化)

体が暑さに慣れていないと熱中症になる危険性が高まります。暑熱順化とは体が暑さに慣れることです。暑い日が続くと、体は次第に慣れて暑さに強くなります。
暑熱順化が進むと、発汗量や皮膚血流量が増加し、体から熱を放出しやすくなるため、熱中症にもかかりにくくなります。暑熱順化するためには、「やや暑い環境」で「ややキツいと感じる」運動を1日30分行うと良いです。例えば、自転車に乗る、ウォーキング(早歩きとゆっくり歩きを3分ずつ繰り返す)、筋力トレーニングなどです。運動が難しければ、入浴(40℃程度の湯船に浸かる)で汗をかくことでも効果が得られます。

予防のポイント

1.こまめな水分補給  のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分を補給しましょう。たくさん汗をかいたときは経口補水液やスポーツ飲料などが効果的です。
2.暑さを避ける  室内は28℃をこえないように、エアコン・扇風機を上手に利用しましょう。カーテンやすだれ、日射遮断フィルムなどで直射日光を避ける、風通しをよくする工夫をしましょう。
3.涼しい服装  通気性がよい、吸湿・速乾素材の衣服も効果的です。襟元を広げたり、上着を出すなど衣服をゆるめると効果的です。
4.その他  外出時には日傘・帽子を使用しましょう。白色系を選ぶと輻射熱を吸収しにくくなり効果的です。栄養や睡眠を十分にとり、体調の悪い時は無理をしないようにしましょう。
5.小さなお子様  子どもは体温調節機能が未熟なため、熱中症のリスクが高くなります。日頃から適度な外遊びで暑さに慣れさせましょう。車の中は急激に温度が上昇するので、わずかな時間でも子どもだけを車内に残すことはとても危険です。
6.高齢者  温度・湿度に対する感覚が弱くなり、汗をかきにくくなったり、熱さやのどの渇きを感じにくくなるため、熱中症のリスクが高くなります。のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分を補給しましょう。

画像:エアコンを操作する絵

画像:熱中症高齢者

熱中症が疑われる人を見かけたら

  • 涼しい場所へ移動させる
  • 衣服をゆるめ、からだを冷やす(特に首の回り、わきの下、足の付け根など)
  • 水分補給

自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう!その場合、無理に水を飲ませてはいけません!

熱中症に関する情報はこちら

熱中症に関するリーフレット

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お問い合わせ

健康医療政策課

電話:03-5744-1728
FAX :03-5744-1523
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