郷土博物館の目的と活動

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更新日:2019年3月15日

 大田区は、関東平野の一部を形作る武蔵野台地の東南端に位置し、東は東京湾、南は多摩川に接しています。
 都内23区でも遺跡の豊富な地域として知られ、全国に名を馳せた浅草海苔の生産地でもありました。
 また、空の玄関と言われる羽田空港の所在地と言えば、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
 
 当区においても、関東大震災後の市街地化、戦後の復興を経て、急激な都市再開発が進み、長い歴史の中で養われてきた多くの貴重な文化遺産も、次第に忘れられ、失われつつあります。
 このような現状を踏まえ、これまで国、都、そして大田区でも、文化財として、様々な文化遺産を保護してまいりました。
 しかし、さらに広い範囲に渡り、当区に関連する文化遺産を積極的に守り、保存し、後世に伝えることが必要です。
 
 そこで、区民の文化及び学術の発展に寄与することを目的として、1979(昭和54)年11月3日、大田区立郷土博物館が開館しました。
 当館では、次のような活動をしています。

  1. 大田区に関連する人文科学系の資料を中心に調査、収集しています。
  2. 資料を整理し、保存しています。
  3. 資料の研究に努めています。研究の成果は「ガイドブック」「紀要」等の刊行物として出版しています。
  4. 研究成果を基礎とした分り易い展示により、様々な資料を「常設展」として公開しています。
  5. 常設展で見ることのできない様々な資料を、テーマを設けて展示し、郷土文化との比較検討の場とする「特別展」を開催しています。
  6. 各種「体験学習会」「見学会」「博物館講座」を開催し、郷土文化、歴史学習の場として活用されています。
  7. 学校(小学校、中学校、高等学校)の地域学習、総合学習を支援するため、さまざまなカリキュラムを用意し、対応しています。

なお、文化財の業務に関することは、文化財担当のページをご覧ください。

写真:体験学習会「縄文土器づくり」の様子
体験学習会「縄文土器づくり」の様子

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