令和4年度　ステップアップ

　幼児教育センターが発行するSTEP－UP（ステップアップ）は、幼稚園教諭・保育士の先生方、保幼小の円滑な接続を目指す小学校の先生方など、幼児をはじめとした子どもたちに関わる方々を対象とした情報紙です。（年3回発行）

　STEP－UP第1号では、第1回幼稚園教諭・保育士合同研修会と保幼小連携合同研修会について掲載しています。
　第1回幼保合同研修会は武蔵野大学教育学部幼児教育学科の箕輪潤子先生をお迎えし、「子どもの育ちと学びをつなぐ幼児教育と小学校教育の連携」のテーマで行われた、研修会の内容を掲載しています。
　滑らかな幼児教育と小学校教育の連携・接続の必要性は年々高まっており、その重要度も高まって来ています。講義では就学を起点としたカリキュラムや制度の整備を含め、幼保小の連携接続について学びました。
　
　保幼小連携合同研修会では、区内の保育士・幼稚園教諭・小学校教員が集まり「言葉による伝えあい～子どもたちの困り感に寄り添って～」のテーマでグループ討議と意見交換を行いました。それぞれ違った分野、対象年齢で保育・教育に携わる担当者が、時間を掛けて子どもたちについて語り合い、情報交換できる貴重な時間となりました。

　STEP－UP第2号では、第2回幼稚園教諭・保育士合同研修会と第4回幼稚園教諭・保育士合同研修会について掲載しています
　第2回は、東京都立矢口特別支援学校で特別支援教育コーディネーターをされていました宮嶋祐紀子先生をお迎えして、「特別支援教育を考える～子どもが安心して就学を迎えられるために～」をテーマにご講義をいただきました。特別支援教育の制度や仕組みについて学び、支援の必要な子どもたちのことを語り合った様子を掲載しています。
　第4回は、洗足こども短期大学客員教授黒須和清先生による「やってみたい！たのしい！簡単手作りおもちゃの制作」をテーマに行われました。紙コップや割りばし、ストローなど、身近な素材を使って簡単に作れる手作りおもちゃを実習で制作しました。研修生は明日からすぐに実践できる技術を学びました。

　幼児教育センターでは、保幼小の円滑な接続と学びの連続性に関する考察を進めるため、保育者経験の豊富な所員が小学校1年生クラスへの支援活動を行っています。
　第3号では、支援活動特集号として支援活動の様子を掲載しています。