【台風接近の影響により中止しました】地域力推進会議での鈴木区長あいさつ（令和5年9月8日）

　9月になりましたが、今年の夏は、例年に増して暑さが厳しく猛暑が続いています。引き続き、こまめな水分補給や、適度な塩分補給、適切にエアコンを使用するなど、熱中症対策を万全にしてお過ごしください。
　また、台風の発生しやすい季節になりましたので、今一度、身の回りの防災対策についてご確認いただければと思います。
　それでは、区政の動きについてお話させていただきます。

　8月15日に開催予定であった大田区平和都市宣言記念事業「花火の祭典」につきましては、実施に向け準備を進めてまいりましたが、台風7号の進路予測をもとに当日の天候、事前の会場設営などの状況を踏まえ、区民の皆様や来場されるお客様の安全確保を第一に検討を重ねた結果、やむなく早めに中止と判断いたしました。
　協賛金をはじめとして、地域の皆さま、関係者の皆さまには、多大なご協力をいただきましたことに、心から感謝を申し上げます。

　現在、高齢者など重症化リスクが高い方を対象にした接種を実施しているところですが、9月20日から、全世代を対象にした令和5年秋開始接種を実施いたします。
　9月12日から予約受付を開始いたしますので、重症化予防の観点から接種のご検討をお願い申し上げます。

　第3回区議会定例会が9月14日から10月12日までの会期で予定されております。
　令和4年度各会計歳入歳出決算や条例案などの議案を提出する予定でございます。

　今年の9月1日で関東大震災から100年の節目を迎えました。
区報9月1日号でも特集記事を掲載しましたが、当時の災害の記憶を風化させずに、そこで得た経験や教訓を今後に活かし、災害への備えを進めていくことが非常に重要です。
昨年東京都が見直した「都心南部直下地震」の被害想定では区の約9割の範囲が震度6以上になると想定されています。
　これまでの防災対策により建物の火災や倒壊といった被害が軽減しておりますが、区では引き続き防災対策を進めてまいります。東京都の試算によると初期消火率の向上などにより火災被害を約9割減らせるとしています。
　日頃からご尽力いただいている自治会・町会の皆様のお力添えや、消防・警察といった関係機関との連携をより深めることで、区民の皆様に減災の重要性も啓発してまいります。
　また、8月1日には「大田区防災ポータルサイト」の多言語化を行い、131の言語に対応しました。「大田区防災アプリ」も今年度多言語化を図ります。
　いざという時に備えて、周りの方々にもポータルサイトの確認と、アプリのダウンロードを呼びかけていただきたく、ご協力をお願いいたします。
　今後も区民の皆様とともに災害に強いまちづくりを進めてまいります。

　9月1日現在、区内にお住まいで、年度内に88歳になられる方は3,687名、100歳になられる方は206名であり、また、100歳以上の高齢者の方は517名、内訳は女性452名、男性65名でございます。
　区内の男女最高齢は、112歳になられる女性1名の方と104歳になられる男性1名の方となっております。　
　区は、88歳の方に区内共通商品券を、100歳の方及び区内男性・女性それぞれ最高齢の方にお祝い金を贈呈させていただきました。
　私も先日、新たに100歳を迎える2名の方のお宅を訪問させていただき、お祝いを申し上げてまいりました。
　また、特別出張所長が、100歳を迎える4名の方のお宅を訪問させていただき、お祝いを贈呈させていただきます。
　引き続き、高齢者の皆様が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるよう、着実に施策を進めてまいります。　

　9月21日から30日までの10日間、「秋の大田区交通安全運動」を実施いたします。
　さて、大田区における今年の1月から6月末までの交通事故の状況ですが、警視庁の調べでは、交通事故件数は746件で、昨年より14件増加しています。重傷者数は減少しましたが、死者数は4名で1名増加、軽傷者数は776名で45名増加しております。
　区といたしましては、交通事故件数、死者数及び軽傷者数の増加を重く受け止めまして、交通安全に対する意識を高め、悲惨な交通事故を1件でも減らしていくよう努めてまいります。
　関係団体の皆様、委員の皆様におかれましては、より一層のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

　令和5年9月30日（土曜日）に羽田空港各ターミナルビル内および令和5年1月開業の第3ターミナルビル直結の複合施設「羽田エアポートガーデン」などにおいて、羽田空港「空の日」フェスティバル2023が開催されます。
　各航空会社や空港施設の運営事業者等が趣興を凝らした催しを実施し、大田区もその一員としてブースを出展いたします。羽田空港を擁する大田区として、区民の皆様に空港をより一層、身近に感じていただける機会になればと考えております。

　第40回大田区区民スポーツまつりを、10月9日のスポーツの日を中心に開催します。運営にあたりましては、大田区自治会連合会、大田区青少年対策地区委員会会長会、大田区青少年委員会のほか、多くの関係団体の皆様にもご協力いただいております。
また、各地区の自治会連合会や青少年対策地区委員会等が主催となり、運動会等を実施する地域会場につきましては、前年より4会場増えて8会場となり、スポーツまつりを益々盛り上げていただいております。
　主会場となる大田区総合体育館では、開会式のほか、ラグビー元日本代表キャプテンの大畑　大介さんによるトークセッションとタグラグビー教室を行います。さらに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の種目である、ボルダリングやボッチャの体験会も行います。
　その他、大森スポーツセンターや、萩中公園、多摩川緑地など、区内の全41会場でスポーツの体験会を行いますので、それぞれのエリアを周遊して色々なスポーツを楽しんでいただけます。
　スポーツ健康都市宣言に掲げる「健康で豊かな生活」の実現に向けて、引き続き取り組んでまいります。

　日頃から新空港線と沿線のまちづくりに対し、多大なご支援を頂き、感謝申し上げます。
　来る11月18日、大田区は東京新聞・タウントレック協会と共催で、区内のまだまだ知られていない鉄道沿線の観光スポットやグルメ等をめぐる体験型のまち歩きイベント「おおた鉄道タウントレック」を開催する予定です。
　これは、区民の皆様をはじめ、多くの方にまち歩きを通じて大田区の鉄道沿線の魅力を再発見してもらうとともに、新空港線と沿線のまちづくりに対するご理解を深めていただくことを目的としたイベントです。是非皆様をはじめ多くの方にご参加いただければと思っております。
　今後も皆様と一緒に、鉄道整備と沿線のまちづくりに取り組んで参りたいと考えておりますので、引き続き、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

　以上をもちまして、今月のあいさつとさせていただきます。