地域力推進会議での鈴木区長あいさつ(令和7年6月3日)

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更新日:2025年6月3日

地域力推進会議での鈴木区長あいさつ(令和7年6月3日)


 委員の皆様、おはようございます。
 今年は梅雨入り前から天候不順で特に屋外行事の運営ではご苦労いただいた皆様も多かったのではないでしょうか。
 今月は本格的に梅雨入りし、風水害が発生しやすい出水期を迎えます。
 猛暑への警戒とともに、今一度、身の回りの防災対策について見直していただければと思います。

 また、羽田空港にあるソラムナード羽田緑地では現在、スカシユリが見頃を迎えています。約15,000本のスカシユリが作るオレンジの花畑は見ごたえがあります。見頃の時期はあと一週間程度続きますので、ぜひ現地を訪れていただければと思います。
それでは、区政の動きについてお話させていただきます。

1 令和7年第1回区議会臨時会の報告及び第2回区議会定例会の開催について

 第1回区議会臨時会が先月26日及び27日の会期で開催されました。令和7年度一般会計補正予算案などを御審議いただき、原案のとおり可決及び承認していただきました。補正予算でございますが、区民生活の安全・安心を守る対策の充実に資する予算などを計上しました。
 このほか、大田区立田園調布小学校校舎改築その他工事(Ⅰ期)請負契約などについて、可決していただきました。
 また、令和7年第2回区議会定例会が6月中旬から下旬にかけて開催される予定でございます。

2 住まいの防犯対策緊急補助事業の実施について

 近年、首都圏においては匿名・流動型グループ、いわゆるトクリュウによる犯罪が多発しております。その犯罪の内容も、強盗・殺人といった凶悪なものが多く、区民の皆様の大きな不安となっているところです。
 区では、区民の皆様の不安を解消するため、「住まいの防犯対策緊急補助事業」を実施する準備を進めております。
 これは、区民の皆様が防犯カメラを取り付ける、あるいは窓ガラスに防犯フィルムを張り付けるなど、ご自身の住まいに自ら防犯対策を行った場合、その費用に対し4分の3、3万円までを補助するものです。
 補助の対象や具体的な手続き方法は今後、ホームページなどを通じて皆様にご案内いたしますので、ぜひこの補助を活用して、自らの身は自ら守るという取り組みを進めていただければと存じます。

3 「令和7年大田区政に関する世論調査」の実施について

 今年は、令和5年以来となる大田区政に関する世論調査を実施いたします。この調査は、「定住意向」や区政全般に関して、区民の皆様のご意向を把握することを主眼とし、併せて、区の取り組みについて区民の皆様に関心を持っていただくことも、一つの目的に昭和49年から定期的に実施しております。
 対象者は18歳以上の区民を対象に、無作為に選ばせていただきました。対象者の人数は4,000人です。調査票は令和7年5月28日に郵送いたしました。
 調査期間は令和7年5月28日(水)から6月16日(月)までの20日間です。
 調査協力のお願いにつきましては、6月1日号の大田区報にも掲載いたしました。
 何とぞ趣旨をご理解いただき、ご協力賜りますようお願い申し上げます。

4 「熱中症対策アンバサダー講座」の実施について

 区では、多様な企業・団体に協力いただき、それぞれの強みを活かした熱中症対策に取り組んでいます。本日は、大塚製薬が提供する「熱中症対策アンバサダー講座」について、ご案内申し上げます。
 本講座は、地域における熱中症対策リーダーを養成し、正しい知識と予防意識を広めていくことを目的としたもので、無料で受講いただけます。
 自治会・町会やPTAなど、地域のさまざまな場で一人でも多くの方が正しい知識を身につけることは、熱中症から命を守る力を地域に育むとともに、安心して暮らせる街づくりにもつながるものと考えております。
 暑さが本格化するこれからの季節、本講座を地域での熱中症予防にお役立ていただけましたら幸いです。

5 熱中症対策の強化について

 高齢者の熱中症予防では、民生委員の皆様や地域包括支援センターの職員が「ひとり暮らし高齢者」として区に登録している方のご自宅を訪問して、エアコンの活用や水分補給の重要性などの啓発活動をしてくださっています。暑い中でこうした活動に取り組んでくださっていることに心からお礼を申し上げます。
 今年も昨年同様、5月15日から、暑さによる健康への影響が心配される高齢者をはじめとする区民の皆様を熱中症の危険から守るために、区施設の85か所で「涼み処」を開設しております。
 開設場所は区ホームページ等でご案内するほか、入口付近にのぼり旗を設置しておりますので、委員の皆様はもとより、ご家族やご近所の皆様も外出する際には、お気軽にご利用いただきますよう、よろしくお願いいたします。

6 第75回“社会を明るくする運動”について

 日頃より、“社会を明るくする運動”の推進に格段のご協力をいただき誠にありがとうございます。
 5月9日に第75回“社会を明るくする運動”大田区推進委員会を開催し、今年度の実施要領が決定いたしました。これを基に、各地域において区民の皆様の更生保護への理解を図るべく、各種講演会やパネル展、区内小中学生が参加する作文コンテスト等が実施されます。
 7月19日 土曜日には、「大田区民のつどい」を大田区民ホール・アプリコ 大ホールにて開催いたします。各地域の皆様をはじめ、多くの区民の皆様にご参加いただきたく、ご協力方、よろしくお願い申し上げます。
 おおたの「地域力」を結集し、地域の皆様・各団体の方々と連携を図り、今年度も“社会を明るくする運動”を盛り上げていきたいと存じます。

7 大田区ものづくり等人材確保のための奨学金返還支援の事前申請の開始について

 産業分野では、令和7年度より「ものづくり等人材確保のための奨学金返還支援事業」を新しく開始いたします。
 この事業は、区内在住・在勤で、奨学金の返済を抱えている就業者の方を支援することによって、区内中小企業の採用力を強化し、人材確保を促すものです。
 対象者は、大田区内の中小製造業、運輸業、建設業に正社員として就業をされている方、これから就業される方で、奨学金返還額の半額を年間10万円まで、5年間にわたり支援します。
 6月中に事前申請の受付が始まりますので、詳細については、ホームページやチラシなどをご覧いただき、就職をお考えの地元の皆様にぜひご紹介いただきたいと思っております。
 区内には優良企業がたくさんありますので、地元企業に就職いただくことで、地域経済を盛り上げていただきたいと思っております。

8 令和7年春の大田区交通安全運動のお礼について

 4月6日から15日までの10日間、春の大田区交通安全運動を実施いたしました。
 「世界一の交通安全都市TOKYOを目指して」をスローガンに、各警察署をはじめとする関係機関や地域の皆様方に多大なるご協力をいただき、運動に取り組んでまいりました。
 自治会・町会の皆様におかれましては、健康にもご留意いただきながらご尽力いただきました。この場をお借りして、心よりお礼を申し上げます。
 平穏な生活を一瞬にして奪う交通事故を1件でもなくすためには、私たち一人ひとりが交通ルールやマナーを遵守することが非常に大切です。
 区では、今後も交通安全対策の強化に努めてまいりますので、皆様のより一層のご協力をお願いいたします。

9 平和都市宣言記念事業「平和のつどい」について

 平和の尊さを確かめ合い、その大切さを若い世代に語り継ぐことを目的に、平和都市宣言記念事業「平和のつどい」を開催しております。
 本年も8月15日に平和記念式典を開会し、若い世代を含めた区民の皆様と共に平和の大切さに思いを馳せる機会といたします。さらに、平和祈念花火につきましては8月28日に万全な警備体制のもと実施し、ご来場の皆様が安全・安心に平和の尊さを感じながら花火を楽しんでいただけるよう、関係各所との連携のもと、着実に準備を進めているところです。
 なお、本年の花火打ち上げにあたりまして、区民の皆様や企業・団体からの協賛金を募集しております。本事業の趣旨をご理解いただき、協賛金へのご協力につきましてもお願い申し上げます。引き続き、区民の皆様とともに、笑顔とあたたかさあふれる平和な大田区が実現するよう、しっかりと取り組んでまいります。

以上をもちまして、今月のあいさつとさせていただきます。